血行促進が薄毛対策に有効である理由とは?

育毛剤や育毛効果を期待する何かしらの商品等について、「頭皮の血行を促進」とか「血行促進で薄毛解消」といったキャッチフレーズを見聞きする機会が多くなったのではないかと思います。

血行が良くなることは体にとって良いことだとは思いますが、それがどうして薄毛対策として有効なのかは知らない人が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、結構の促進が薄毛対策にどのようなアプローチをするのかについて解説していきたいと思います。

栄養が十分に行き届く

血液というものは、栄養や酸素といった私たちの体が生きていくために必要なものを運び、代わりに老廃物を集積して腎臓などに運び去る働きがあります。

血行が良くなるということは、この運搬のサイクルをスムーズに行うことができるということになります。

交通量が多い道は、車線を増設することで車の流れがスムーズになるのと同じことで、血液は道路であり、そこを栄養や酸素を運ぶためのトラックが走っているようなイメージとして捉えることができます。

髪の毛が太く長く、健康的に育つためには、髪の毛を作り出す毛母細胞の細胞分裂が活発であることが条件となりますが、毛母細胞に限らず、細胞が分裂をするには栄養が必要不可欠です。

そのための栄養は血液に乗って運ばれ、毛細血管から毛乳頭に運ばれ、そこから栄養を受け取って毛母細胞は細胞分裂を繰り返し、新しい部分が古い部分を押し出すような形で髪の毛は生え、伸びていきます。

血行が悪くなるということは、栄養を運ぶのが遅れるということになります。

道が狭く、栄養を運ぶトラックがなかなか頭皮までたどり着けないので、毛母細胞は栄養不足に陥って正常に細胞分裂を繰り返すことができなくなります。

そうなると、髪の毛は細く成長するようになり、抜けやすくなってしまいます。

頭皮環境を正常に整える

血液によって運ばれる栄養を使うのは、毛母細胞だけではありません。髪の毛が生えている頭皮全体も、栄養を使って健康な状態を保っています。

血行が悪くなると毛母細胞だけでなく、頭皮を構成している細胞全体が栄養不足に陥り、正常なターンオーバー(皮膚の作り替わり)ができなくなってしまいます。

通常、皮膚が健康であれば古い角質は徐々に押し上げられ、剥がれ落ちて新しい角質が表面に現れ、また作り替わって、というサイクルを繰り返します。これによって皮膚は適度な潤いを保ち、健康的な状態を維持することができます。

血行が悪くなると頭皮のターンオーバーが正常に行われなくなり、頭皮環境を悪化させてしまいます。頭皮環境が悪化するのはどういうことかといえば、潤いを保つ機能が低下し、乾燥しやすくなります。

そうなると乾燥した表皮が剥がれ落ち、毛穴を詰まらせて皮脂が詰まり、雑菌が繁殖して炎症を起こしやすくなります。

そうなると、血行が悪くなることで細くなった髪の毛は更に抜けやすくなってしまいます。慢性的な頭皮環境の悪化による炎症は更に悪化・拡大し、広い範囲に薄毛の被害をもたらすことになります。

白髪予防にもなる

薄毛とは異なりますが、血行を良くすることは白髪の予防にも効果的であると言えます。

髪の毛を黒く染めているのは、毛母細胞とともに髪の毛を作る役割を果たしている「メラノサイト」という細胞です。この細胞はメラニン色素を作り出す機能を持っており、毛母細胞の細胞分裂とともにメラニン色素を作り出し、髪の毛を黒く染めているのです。

血行が悪くなるとメラノサイトにも栄養が行き渡らなくなり、正常にメラニン色素を作り出すことができなくなってしまいます。

こうしてメラニン色素を持たないままに成長した髪の毛は白いまま成長するため、白髪になるのです。

ただし、血行不良以外にも白髪の原因は存在し、そのメカニズムについては完全に解明されているわけではありません。

筆者の知人にも、若くして白髪が急激に増えたという人は何人かいます。

しかし、血行不良によるメラノサイトの弱体化は白髪の原因のひとつであることは確かなので、血行を良くすることが白髪の予防につながることは間違いありません。

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