自分の毛髪を移植する「自毛植毛」について

薄毛で悩む人にはいくつかの選択肢があります。

速やかにウィッグ(かつら)で隠す方法、育毛剤を使用して髪の毛を育てる方法とありますが、「植毛」という選択肢があります。

今回は、植毛の中でも自分の髪の毛を移植する方法である「自毛植毛」について解説していきたいと思います。

植毛とは?

植毛とは簡単に言えば読んで字のごとく、「毛を植える」ということであり、ウィッグと違って簡単に外れることはありません。

しかし、育毛剤のように効果が現れるまでに時間がかかったり、場合によっては効果が現れないというような心配もありません。

両者の良いところを合わせたような特性を持ちます。その植毛にもいくつかの種類があります。それはまず植毛する髪の毛が自前のものか、人工毛であるかという違いです。

それぞれにメリットはありますが、今回は自毛植毛の話ですので人工毛植毛については機会があれば別の記事にて説明します。

自毛植毛とAGA

自毛植毛は自分の髪の毛を毛穴や周囲の皮膚ごと薄毛が進行している部分に移植し、そこから再び髪を生やす方法です。

そのため、植毛した部位からは再び健康的な髪の毛が生えてくることになります。この植毛方法が有効なのはいわゆる男性型薄毛である「AGA」です。

筆者の友人はこんな疑問を持っていました、「薄毛に悩むのに、ただでさえ少ない自分の髪の毛を移植することに意味あるのかな?」という感じです。

しかし、AGAの場合は薄毛が進行しているのは前頭部と頭頂部だけで、側頭部と後頭部はあまり薄毛に悩まされていないというのが現状です。

その理由はAGAの原因が一種の男性ホルモンであり、これが前頭部と頭頂部に作用するためで、それで「前頭部・頭頂部」と「側頭部・後頭部」で薄毛の進行具合が異なるのです。

そこでAGAの場合、薄毛の進行していない後頭部から髪の毛を移植する方法が取られるのです。

なぜ側頭部ではなく後頭部なのかと言えば、側頭部だと移植した跡がはっきりと見えやすいですが、後頭部だと移植した箇所の上部の髪の毛によって隠れるため、後頭部に薄毛が進行したり後頭部を短く切らない限り移植の跡が目立たないのです。

自毛植毛のメリット

まず、自毛植毛の場合は「拒絶反応」がありません。自分の細胞を移植するのですから、免疫反応も起こりえません。

次に、薄毛改善の効果が育毛剤に比べて高いことです。育毛剤の場合は誰でも確実に効果があるとは言えず、高い金額を支払っても薄毛が改善するどころか、場合によっては薄毛が進行することだって考えられます。

しかし、自毛植毛の場合は95%という高い手術成功率を誇り、ほぼ誰でも効果があると言えます。また、自分の髪の毛を移植することになるので生え揃ったあとのヘアスタイルが自然な仕上がりになります。

ヘアスタイルも思うがままです。さらに、メンテナンスが必要ないのも特徴です。

ウィッグであれば使用できる期間には限りがあり、育毛剤の場合は使用をやめると再び薄毛が進行する可能性が高く、どちらの場合も継続する場合のランニングコストが莫大な金額になることが多いです。

自毛植毛の場合は定着したあとは普通うに洗髪をすれば問題なく、ランニングコストがかからないという特徴があります。

自毛植毛のデメリット

まず、手術にはお金が掛かります。しかも保険の利かない自由診療であるため、その費用は通常の通院や手術に比べると莫大な金額であるとも言えます。

また、一度に移植できる本数には限りがあり、広範囲に渡って移植をしようと思えば何回かに分けて手術を行う必要があります。

さらに、移植の方法によっては傷跡がはっきりと残ります。前述したとおり後頭部の上部の髪の毛が伸びれば隠れるレベルなのですが、全体的に薄毛が進行すると手術の跡が隠しきれなくなり、目立つことが多いです。

手術の方法によっては傷跡を目立たなくさせることもできますが、それでも限界があると言えます。

手術には薬品の投与を伴うものではないので副作用の心配はありませんが、手術に伴って頭皮に異常が現れることも考えられます。

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