足にできる水虫の種類と伝染する恐ろしさ

筆者の父も、生前は水虫であったと記憶しています。

それに、筆者の弟も水虫にかかっていた時期があり、結構辛そうにしていたのを覚えています。

男性の方がなり易いと思われているイメージが強いですが、実は女性も発症する病気、放っておくと案外危険な病気でもあるんです。

そんな「水虫」について簡単に解説していきます。

正式名称「足白癬」

実は一般的に知れ渡っている「水虫」という名前は通称であり、正式名称は「足白癬」と言います。

「白癬」とは皮膚感染症の一種であり、水虫は感染症の一種であるということになります。これが足に感染するから「足白癬」と言うのです。

白癬自体は足以外の場所にも感染するのですが、白癬の9割が足に感染するのです。皮膚という条件は同じなのにどうして足にばかり感染するのかといえば、それは白癬の原因となるのが真菌、つまり「カビ」の一種であり、これが高温多湿、つまりは「蒸れた」場所を好むことに由来します。

もうお分かりかと思いますが、私たちは外出する際に靴を履きますが、年中通して通気性が良いというわけではなく、しかも風通しの改善がしにくい場所でもありながら1日中靴を履き続けることが多く、真菌にとって快適な環境を作りやすいのです。

そのため、白癬は足に感染しやすく、一般的に「水虫は足にできる」というイメージが定着しているのです。

もう一つ、水虫の原因となる真菌は皮膚の角質に含まれるタンパク質である「ケラチン」を好物としていることに由来します。

要は足の裏というのは、水虫の原因菌にとって快適な空間であり、食料の宝庫でもあるということになります。

足にできる水虫の種類

水虫が足以外にできることは分かりましたが、足にできる水虫だけでもいくつかの種類があります。

まず、指の間にできやすい「趾間型水虫」は、皮膚が白くふやけ、赤くただれたり強いかゆみを伴うことが多いです。水虫の患者の中では特に症例の多い典型的な水虫であると言えます。

次に、足の側面や土踏まずにできやすい「小水疱型水虫」は、粘り気のある透明な液体を含んだ水疱が発生し、激しくて強いかゆみを伴うのが特徴です。

最後に、足の裏やかかと付近に出来やすい「角質増殖型水虫」は、発症した部位の角質が厚く硬くなり、白い粉がふいたり表面がザラザラになったり、あかぎれやひび割れになって皮膚が剥けてくるのが特徴です。

この他、足の裏以外にできる水虫にもそれぞれに特徴が存在します。

水虫は簡単に伝染する

冒頭に「水虫は恐ろしい」ということを述べましたが、何が恐ろしいかといえばその「感染力」です。

通常、皮膚感染症といえば「接触感染」がメインとなりますが、水虫の場合は直接の接触だけでなく、間接的な接触でも感染するということです。

例えば、足の裏に水虫を発症している人が家族にいる場合、その人が素足で歩いた場所を歩いたり触ったりすれば、その人にも感染します。

前述のとおり、水虫の原因菌は人の角質のケラチンを食べて生きているのですが、歩行の際に足の裏の垢が床に付着すると、それを糧に原因菌は生き延びるのです。

そのまま他の誰かがそこを歩けば、そのままその人の足にくっついて新しい住処としてしまうのです。では、家族に一人でも水虫を患っている人がいた場合、家族全員に速やかに伝染するかといえば、その限りではありません。

水虫の原因は足の裏が「蒸れている」ことなので、風通しがよく、清潔にしている限り原因菌が繁殖することはありません。

水虫を発症するためには原因菌が足の皮膚の角質層まで侵入する必要があり、それまでに足の裏の清潔さを確保しさえすれば水虫を発症する危険はありません。

ただし、感染源は家族だけとは限らず、素足で歩く機会がある場所、具体例としては入浴を伴う施設である「温泉」や「スポーツジム」などがあります。

家族に水虫を患っている人はいない、一人暮らしであるという人でも、どこから水虫に感染するかわかりませんから、足の裏の清潔は常に保っておきましょう。

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