大人も油断できない!皮膚感染症である水いぼについて

皆さんは「水いぼ」に罹ったことはあるでしょうか?

まるで水によって皮膚が膨らんだかのような見た目を呈する水いぼは、感染症の一種であり、子供にかかりやすい病気であると言えます。

しかし、実は大人であっても水いぼの恐怖から逃れることはできず、大人の場合、実は深刻な病気であるとも言えるかも知れないのです。そんな水いぼについて解説していきます。

水いぼとは?

水いぼは、正式名称を「伝染性軟属腫」と言い、良性疾患のウイルス感染症の一種です。

発症する部位は手のひらと足の裏を除く全ての皮膚で、見た目には中に水が入って皮膚が膨らんでいるように見えます。この病気、感染症とは言え、そこまで多くの人に感染するような病気ではありません。

この病気に感染しやすいのは主に「子供」なのです。水いぼの原因となるウイルスは接触感染によって広がりますが、免疫力が大人に比べて低く、集団行動をする時間の長い子供が発症しやすいと言えます。

また、アトピーや乾燥肌など、肌のバリア機能が低下している場合にも発症しやすいです。特に感染しやすいのが肌を露出して集団行動をする「プール」です。肌同士の直接の接触だけでなく、ビート板やタオルなどのプールで使う道具を媒介として感染することもあります。

ちなみに筆者も昔、小学校4年生の頃だったと思いますが水いぼを発症した経験があり、その頃は水泳教室に通っていました(それが感染源かは特定できませんが)。

治療しない場合はしばらく症状が続きますが、基本的には痛みや痒みがなく、長い時間さえかければ自然治癒することが多いです。

ただし、直接・関節問わず接触による感染が起こる病気でもあるため、できれば皮膚科の受診をお勧めしたいです。

特に小学校。中学校に通っている子供の場合は他の子供に集団感染する恐れもあるため、自然治癒するからとタカをくくらず、早めに皮膚科に連れて行ってあげましょう。

大人でも感染する

水いぼは前述のとおり子供に感染しやすい病気であると言えますが、大人であっても免疫力が低下している場合には感染する恐れがあります。

感染源は子供と同じく接触感染によるものであり、大人の場合の水いぼは「子供との接触」と「性行為」によるものであることが多いです。

基本的には免疫力が働いている限り感染する確率は低いと言えますが、病気や加齢による免疫力の低下によって発症するリスクは急激に高まります。

水いぼは基本的に無症状の病気ですが、わきや股などの蒸れる箇所に発症した場合、痛みやかゆみを伴う可能性があります。特に性行為による感染の場合、股や太ももなど、接触する機会の多い部位に発症しやすく、かゆみを伴う可能性が高くなります(逆に、そういった箇所に水いぼができた場合は性行為による感染であると断言できる材料にもなります)。

前述のとおり自然治癒する可能性の高い病気ではありますが、その期間は人それぞれで数年かかることもあり、早期の皮膚科の受診が望まれます。

HIV感染の可能性もある

大人に感染する水いぼの場合、「2型」と「4型」のウイルスの感染が疑われます。多くの場合は4型のウイルスに感染しているのですが、中には2型ウイルスに暗線することもあります。

これが厄介で、2型ウイルスに感染している人の場合「HIV」を発症しているということになるのです。しかも、2型ウイルスによる水いぼの症状が現れた場合、症状がかなり進行していると言えるのです。

特徴としては主に顔に水いぼができやすく、自然治癒しにくい上に悪化しやすいという特徴を持ちます。水いぼ自体は危険なものではありませんが、基礎疾患たるHIVは見過ごすことができません。

もし、接触等の原因がないにも関わらず顔に水いぼが出来た場合にはHIVを発症している可能性が高いので、速やかに病院で検査を受けることが望まれます。

「たかが水いぼ」と軽視することはできないのも水いぼの恐ろしい特徴であると言えるでしょう。

関連記事

ページ上部へ戻る