アナタの食習慣は間違っていませんか?
- 2014/11/23
- ダイエット
正しいダイエット方法の基本は栄養不足を引き起こさないバランスのとれた食事制限と適度な運動の2つです。
しかし、食事ダイエットならば減らせばいい、運動ダイエットならば長時間の運動をいすればいいなど、間違った認識のもとダイエットを行っている人も少なくありません。
特に食事ダイエットは摂取量を減らすことで確実にダイエット効果が出てくるために、それでいいと勘違いしてしまって失敗するケースも少なくないのです。
しかもダイエット効果が出ればいいのですが、良かれと思って継続しているダイエット法が実は全く効果のないものだったということは実に多いのです。
そこで今回は間違ったダイエットを行なわないためにも、よく耳にする食事ダイエットの間違った方法を紹介していくことにしましょう。
極端な食事制限
食事ダイエットに取り組む人の多くは、短期間で効果を得たいと思っている人が多いようです。
ですから、断食や極端な食事制限を行う人は少なくありません。
この手の食事ダイエットは確かに即効性があるので、短期間でダイエットしたいという人にはおススメの方法のように思えます。
しかし短期間で効果を上げようとする食事ダイエットは失敗が多いことでも知られているのです。
その理由は極端な食事制限によって短期間で大幅な体重減少を引き起こしてしまうことにあります。
それが目的だからいいじゃないかという人も多かもしれませんが、このダイエットは効果が長続きしないという大きなデメリットがあるのです。
人の体には防衛本能という機能が備わっています。
ですから、極端な体重減少が起こった際に、体はそれを飢餓状態に突入したと勘違いしてしまいます。
つまり、これから先は通常時のように満足な栄養を摂取することができないと判断してしまうのです。
そうすると体はできるだけ栄養を体に貯め込もうとするだけでなく、極力エネルギー消費をしないように努めようとします。
体に脂肪がたまりやすく、かつその脂肪が減ってしまわないように代謝が悪い状態に変化してしまうというわけです。
食事ダイエットを実践したことがある人なら経験したことがあるかと思いますが、順調に減っていた体重が急に変動しなくなる時期がありますよね?
これはこの飢餓状態に突入したと勘違いした体が防衛本能を働かせた結果なのです。
多くの人はこの状態を我慢することができなくなって、食事ダイエットを諦めてしまうと思います。
そこで、ダイエット最大の的とも言われるリバウンドが発生します。
できるだけ体に脂肪を貯め込もうとしている状態で、食事量を元に戻すわけですから、アッという間に太ってしまうのも当たり前の話ですよね。
以上のように、断食や極端な食事制限は当初は思ったようなダイエット効果を得ることができますが、後の状態を考えると決しておススメできるダイエット法ではないということなのです。
単品の食材に頼ったダイエット
りんごやグレープフルーツ、キャベツなど何か特定の食材だけを摂取するダイエット方法は今までにも多くのものが紹介されていますが、これも決しておススメできるダイエット法ではありません。
冒頭でも申しましたが、正しい食事ダイエット法とは栄養不足を引き起こさないバランスのとれた食事制限が基本となってきます。
ですから、単品だけに頼ったダイエットを続けていると、必ず体は栄養不足となってしまいます。
体は健康な状態を維持するために、炭水化物やたんぱく質、脂肪、ビタミン、ミネラルの必要量の摂取が必須です。
単品に頼ったダイエットでは、どう考えてもこれら必要な栄養素をバランスよく摂取することは不可能ですよね。
確かに、単品に頼ったダイエットは続けることで効果を期待することはできます。
しかし、栄養不足状態を引き起こせばさまざまな健康被害を引き起こすことになるだけでなく、代謝が落ちてしまって太りやすい体質へと変化してしまうことも考えられます。
つまり、単品に頼ったダイエットで数キロほどのダイエット効果を得られたとしても、その後は太りやすい状態となっているので、リバウンドも起こるでしょうし、ダイエットを始めた時以上に太ってしまう可能性だってあるのです。
こう考えれば、やはり単品に頼ったダイエットは避けた方が賢明ですね。
カロリーは低いと思っていたのに…
シッカリとダイエットに取り組むのは少し自信がないから、できるだけ食生活を見直して、カロリーが低そうなものを食べようと考える人は結構多いと思います。
しかし、これも素人考えの悲しいところなのでしょうか、気を使って変えて食べていた食材が実は高カロリーだったという話は珍しいものではありません。
その代表的なものがフルーツです。
生のフルーツなら健康的でダイエットにも最適と考えている人は多いようですが、実はこれは大きな勘違いなのです。
フルーツなら大丈夫と思って、考えもなしに多くの量を食べる人もいるようですが、バナナやマンゴー、ぶどうなどは実は糖分の比率が多いので、食べ過ぎると却って糖分オーバーとなってカロリーオーバーを引き起こしてしまうことになります。
また、生のフルーツは食べるのが面倒だからフルーツジュースで代用する人も多いようですが、これもNGです。
フルーツジュースはビタミンやミネラルが手軽に摂取できるというメリットはあるのですが、意外と糖分が多いのです。
それに加工段階で多くの栄養が失われてしまうので、取るのならば生のフルーツの方がおススメです。
実際、毎日飲んでいたフルーツジュースを止めただけで、半年で約450gも体重が落ちることがカロリー研究科から報告されています。
フルーツを摂取する場合には、ジュースよりも生、そして摂取する量には気をつけるようにしましょう。
そして、もうひとつの食材が意外や意外、そうめんです。
一見、低カロリーのように思えるそうめんは、1人前100gで約お茶碗2杯分のご飯のカロリーと同じなのです。
1人前のそうめんがご飯2杯分に当たることを考えれば、決してダイエットに向いている食材とは言えませんよね。
それにそうめんはカロリー数だけでなく、太りやすい食材でもあるのです。
というのも、人は食事をすると血糖値が上がるのですが、人の体は血糖値が高くなるほど脂肪吸収率が上がるという性質があります。
血糖値の上昇速度は食べる食材によって違っており、その数値はGI値と呼ばれる指数によって判断することができます。
そして、そうめんのGI値は何と約80もあり、この数値はGI値が最も高いと言われる白米と遜色ない数値なのです。
つまり、そうめんはカロリーが高いだけでなく、太りやすい食材でもあるのです。
ここまでくると、ダイエット時にはそうめんを食べるのは絶対NGと言わざるを得ませんよね。
飲むだけで痩せるサプリメント
ネットなどを見ていると、飲むだけで痩せるサプリメントという広告を目にしますが、これもあまり真実味はないでしょう。
確かにこれらサプリメントには食欲抑制や脂肪吸収性の低下作用などがありますが、決して飲むだけで痩せるというものではありません。
ですから、これらサプリメントを服用しつつも、食事制限や運動を並行していかなければ決してダイエット効果が出るわけではないのです。
中には痩せるサプリメントを飲んでいるから食べても大丈夫と考えている人もいるようですが、そんな都合のいいサプリメントは販売されているはずがありません。
これらサプリメントを利用する場合は、そのサプリメントにどのような効果があるのかをシッカリと把握した上で、正しいダイエットを行わなければならないということをシッカリと理解しておきましょう。
以上のように、ダイエット知識に乏しい人は「ダイエットしていたつもりだったのに」という、つもりダイエットをやっていることも少なくありません。
そうならないためにも、ダイエットを行う場合には間違った思い込みではなく、正しい知識を身につけて、効果的なダイエットを行うことを心がけるようにしてくださいね。