自分は太っていないと思っていても…

中高年気の肥満は隠れ肥満が多いという話は聞いたことがありますが、隠れ肥満は一般的な肥満と違い、自分に自覚がないために診断されて始めて知る人も多いのです。

しかし、隠れ肥満は一般的な肥満よりも懸念しなければならない点も多いのも事実なのです。

 

自分は太っていないと思っていても…

中高年の男性は肥満となりやすい要素を多く持っています。

特に男性は30歳を過ぎると太りやすい体質へと変化していきます。

これは勿論、日頃の乱れた生活習慣が大きく影響しているのは間違いないのですが、最も大きな影響を及ぼしているのが運動不足です。

男性は女性よりも筋肉が付きやすいという性質があるので、若い頃についていた筋肉が運動不足によって落ちてしまうとどうしても太りがちとなってしまいます。

 

私たち人間は仮に全く動かなくても基礎代謝によって毎日何千カロリーものエネルギー消費が行われます。

この基礎代謝は1日に消費されるエネルギー総量の80パーセントを占めているので、筋肉が減って基礎代謝が落ちると自然と太りやすくなってしまうのも当たり前の話なのです。

しかし、中には若い頃から体重が全く変わらないという羨ましい人も存在します。

話だけ聞けば、「すごいなぁ」と感心してしまいがちですが、中高年に関しえ言えば体重が変わらないという人でも、肥満気味でないとは言い切れないのです。

 

考えてもみてください。

 

適度な運動を欠かさずに筋肉量を維持しながら体重が変わらないというのならば別ですが、そうでないなら、確実に筋肉量は減っているわけです。

そして体重が変わっていないというのならば、減った筋肉の分だけ脂肪が付いたということに他ならないのです。

 

中高年の人にはこんな人が少なくありません。

ですから、健康診断で突然メタボ診断を受けて唖然とすることも少なくないのです。

 

体重ではなく、脂肪量を気をつけて

ですから中高年に肥満においては、体重だけでなく脂肪がどれくらい付いているのかに気を使わなければなりません。

体重を測ると標準体重であるにもかかわらず、体脂肪を測ると20パーセントをゆうに超えているということは決して珍しい話ではありません。

体脂肪は男性の場合、15パーセントが正常値とされているので、見た目や体重に問題がなくても、この20パーセントとなれば立派な肥満体型となるわけです。

これを一般には隠れ肥満と呼ぶのですが、隠れ肥満の場合は見て分かる肥満の人よりも老化が進んでいる証拠でもあります。

体重は正常なのに体脂肪は立派な肥満状態ということは、筋肉や内臓が小さくなってしまっていることを示しているからです。

 

老化が進むということは、即ち、基礎代謝が大幅に落ちているということですから、そのままの状態でいればますます基礎代謝は落ちることになり、これから更に老化も進むことがかんがえれます。

アンチエイジングが叫ばれている昨今、人一倍老けて見られるというのは本当に悲しいことです。

 

また内蔵機能の低下は、健康状態にも大きな影響を与えることとなってきます。

ですから、知らぬ間に隠れ肥満になっていたということのないように、体重ばかりではなく体脂肪にも気をつけて健康な生活を送る努力をする必要があるのです。

 

基礎代謝はどれくらい変化するのか?

中高年の男性が太りやすくなるのには基礎代謝の低下が大きく影響していることは説明しましたが、その基礎代謝は一体どれくらい落ちてくるのでしょうか。

年齢別に基礎代謝量を見てみると、

  • 20~29歳 1430kcal
  • 30~39歳 1370kcal
  • 40~49歳 1330kcal
  • 50歳以上 1290kcal

となっています。

 

1日の消費カロリー数はこの基礎代謝量に、物を持ち上げたり、歩いたり、走ったりなど必要に応じて意図的に筋肉を動かすことによって生じる生活運動代謝量が加わってくるのですが、生活運動代謝量も年齢を重ねるごとに確実に減っていることは間違いありません。

 

40歳以上の中高年の場合、この基礎代謝量と生活運動代謝量をあわせた消費カロリー数が20歳代と比較すれば150kcalもの差が出てきます。

150kcalといえばお茶碗1杯分のご飯と同じくらいのカロリーに相当します。

お茶碗1杯分くらいならと思われる人も多いかかと思いますが、150kcalを運動で消費しようとすると5000歩ものウォーキングが必要になることを考えれば、たいした数字ではないとは考えることはできないでしょう。

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